ドローンによる巡回
ドローンによる巡回とは
Drone
「ドローン」という言葉は、ここ数年で現代においても、田畑の野生鳥獣・害虫、また、農作物等の盗難が後を絶ちません。近年では、ドローンを活用した、巡回警備、防犯対策が増えてきています。
当社『DAT(ダット) ドローン・エージェント・東北』では、 『Mavic 2Enterprise Advanced』の中型ドローンを主に、数多くのカスタムパーツを用いて、巡回警備、防犯対策を行います。
主なドローンを使用した巡回の例を提案いたします。
・鳥獣・害獣被害をドローン巡回で防ぐ
・野生鳥獣の生態調査をドローンで監視
・野生鳥獣を追い払う
・農作物の盗難とドローンによる対策
太陽光パネルの点検作業
ドローンによる巡回作業
現代、⿅や猪、カワウなどの⿃獣による作物への被害 が増えています。農⽔省の統計では平成30年度で農作物への被害額は156億円と試算されていますが、実際にはもっと多くの被害が広がっていると推測されています。
と言うのも、実はこの離農した農家への⿃獣被害調査というのは、上記の被害額に⼊っていません。つまり、実際の鳥獣被害額というのは試算されている数字よりもはるかに⼤きいと⾔えるのです。
山形県ではカラスの巣が原因である、停電が増加傾向にあります。この原因は、電柱にあったカラスの巣です。雨にぬれた木の枝が通電部に触れ、漏電を感知したことで電気が自動的に遮断されます。
また害獣被害は農作物被害に留まらず、昨年26年ぶりに⽇本で確認された「豚コレラ」の感染源となるのが猪です。
現在は豚熱、という名称に改められました。豚コレラに掛かると養豚場の豚が殺処分となり業者にとっては大きなダメージとなります。2020年1⽉にも沖縄で発⽣し、アグー豚が殺処分されました。しかも、2019年は岐⾩から発⽣し半年で栃⽊まで感染が広がりました。これらは猪を感染経路としていると⾔われています。
鳥獣駆除をより効果的、効率的に行うため、近年はドローンが利用されはじめています。
鳥獣駆除におけるドローンの役割は大きく以下2つです。
・野生鳥獣を監視
・野生鳥獣を追い払う
ドローン活用による対策『野生鳥獣を監視』
ドローンに搭載したカメラ等を用いて、野生鳥獣の監視や生態調査を行います。野生鳥獣をモニタリングし、詳細な行動を把握することで各種対策を効果的に進めることができるのです。
ドローンには光学カメラに加えて赤外線カメラを搭載可能なため、夕刻に活発化する野生鳥獣もモニタリングできます。また、近年では機械学習を用いて解析することで、野生鳥獣の個体識別ができるようになってきています。
ドローン活用による対策『野生鳥獣を追い払う』
ドローンのパトロールによって、野生動物を追い払うことができます。
野生鳥獣に接近して飛行するだけでも、飛行音によって野生鳥獣は警戒心を抱きます。さらに、ドローンにサーチライトや超音波、音響装置(スピーカー等)を搭載することで、威嚇効果を高めることもできるのです。その他、巡回パトロールよって、野生鳥獣の行動パターンを予測し、効率の良いパトロールのルート設定ができます。
農作物の盗難とドローンによる対策』
ドローンのパトロールによって、野生動物を追い払うことができます。
山形県では、例年さくらんぼの盗難が後を絶ちません。
また、2021年において、過去10年で被害が最多となり、4月の凍霜害で収量が落ち込み、価格が高騰したことが背景にあります。
JA及び警察が夜間パトロールを強化するも、被害は発生し、さくらんぼの季節が来ても、農家の方は不安な日々を送っているのです。
赤外線カメラも搭載
盗難の犯行は、夜間に行われているものと推測し、監視カメラ等の設置の他
ドローンに搭載された光学カメラに加えて赤外線カメラにより、夜間でも
人の動きを識別することも可能。
また、グループ会社『ガルエージェンシー仙台・山形・郡山』では、さくらんぼの季節になりますと、農家の方々からの果樹園の警備のご依頼もあり、ドローンとの連携を行うことで、死角を補い、更なる警戒レベルの強化が向上されます。
また、『鳥獣・害獣被害』、『農作物の盗難』だけではなく、ドローンによる工場、施設、夏の海における遊泳区間、様々な場面での巡回警備を行い、防犯・災害対策に、力を入れております。
『市街地・公共の場とドローンでの鳥などの巣の捜索』
『鳥獣・害獣被害』被害の説明にもある通り、カラス等の巣が原因となる停電が増加傾向にあり、更に鳥の巣は、エントランスやベランダ、駐車場など人間にとって都合の悪い場所に作られることが多いです。それを放置してしまうと、鳥のフンや巣作りに使う小枝が落ちてくるなどの被害が考えられます。また、ヒナが産まれると鳴き声も聞こえてくるので、鳴き声にも悩まされている現状です。
この問題において、ドローンを活用することで様々な対策を施すことが可能です。
赤外線カメラで体温も検索
- ドローンの光学カメラに加えて赤外線カメラを搭載可能なため、ヒナ鳥等の生態体温をキャッチし、巣を発見及び巣の状態の確認
- ドローンによる捜索範囲の向上ならびに人件費の減少
- 視認しづらい場所・人から見て死角になる場所などの捜索が可能
ドローンを活用することで、巣の早期発見により、管理会社及び電力会社等へのサポートが可能である。
また、『鳥獣・害獣』をドローンで確認した後は、音や光によるアタック(攻撃)を行い、エリアから追い払う事も可能です。実際に行政を中心とした、ドローンによるカラス、ムクドリ、スズメなどの追い払い事例もあります。