ドローンによる農薬散布
田畑の農薬を散布代行
ドローンによる農薬散布とは
Drone
「ドローン」という言葉は、ここ数年でとても身近なものになりました。
さまざまな用途に用いられるドローンですが、農業分野でも、ドローン活用は広がっています。
例えば、いままでヘリコプターをチャーターして行っていた空撮なども手軽になりました。農業の分野においても現場の人手不足や農場の拡大化など従来の機械や手作業で行ってきた、作業をドローンマルチローターで効率化して行っていき、またさまざまなアイデアで活用の場、機会も増えてきています。
農業における代表的な作業例
・農薬散布
・肥料散布
・播種
・受粉
・運搬
・鳥獣被害対策
・ほ場センシング
以上の分野がドローンの農業分野での活躍が期待されています。
太陽光パネルの点検作業
ドローン農薬散布作業
人力では数時間を要する1ヘクタールの散布作業が、ドローン農薬散布では約15分程度で完了します。アプリ上で事前に作業を計画できるほか、リアルタイムで飛行を管理することも可能なため、作業効率が大幅に向上します。
多くの農業ドローンは高精度ミリ波レーダーを搭載。地形や地表面を認識することで、機体と作物の距離を一定に保ち、高精度な噴霧を可能にします。これにより散布ムラが発生しないような構造になっています。
軽トラックに積載することを前提にしている機体が多く、折り畳み機構などにより一人でも持ち運びが可能になっています。いつでも場所を選ばずに自由に移動することができるため、山間地や傾斜地での活用が可能です。
ドローン農薬散布のメリット
農業用ドローンを利用するメリットは、以下のような点があります。
ドローンで作業の効率化
農業用ドローンを活用することで、上空から広範囲にわたって作業ができ るため、散布効率が上がります。散布にかかる時間は、人力で散布する場合の5分の1といわれています。
また、低騒音なドローンの低空飛行ならば、農薬の周囲飛散を抑える事が可能で複雑な地形や、従来のヘリではコストで断念されていた、比較的少ない面積での運用も十分可能となります。
ドローンで重機では難しい作業ができる
農業用ドローンを利用することで、重機が通ることができない狭い場所でも作業が可能となります。重くて機械を使わないと運べないような作業や、身体的な問題から機械に頼らざるを得ない方にとって、重機が使えない立地というのは致命的です。しかし、ドローンであればその問題を解決できることがあります。
ドローンでコストの抑制ができる
これまでの作業方法によっては、農業用ドローンを利用することでコストの削減にもつながります。
1aあたり220円(税込)という低料金に加えて、日程も自由に選択可能です。散布作業は1haあたり15分程度で終了します。作業に追われている農家の方に、とっても便利なサービスです。
低料金
1aあたり220円(税込)
散布作業時間
1haあたり15分程度
当社で使用するドローン
散布効率を高めるオートパイロット機能
agFMS(Agriculture flight management system)により、自動生成された散布ルートを忠実に飛行、散布。オペレーターはモニターで確認するのみ。オペレータのスキルによる、散布ムラを無くします。RTK制御による誤差数センチメートルの位置把握が高精度な散布を実現します。安全に配慮し離着陸はマニュアル操作、散布スタート地点付近からオートパイロット機能が実行されます。高精度散布を実現するagFMS
MR-08 YAMAHAホームページより
(散布専用アプリケーション)
測定モジュールからのほ場計測情報をもとに適切な散布ルートの作成をします。障害物などある場合もその位置を読み込ませることにより、障害物を回避した散布ルートを自動生成します。また、散布途中で薬剤がなくなった場合にもその位置を正確に把握、補給後の再散布でのムダを無くします(レジューム機能)。ほ場状況も踏まえた散布ルートなので、枕地散布も必要なくなります。
散布性能を高めた新型液剤散布装置
散布ポンプ及び散布ノズルの変更によって散布幅5m、散布速度20km/hを実現、1haあたりの散布時間を約4分短縮しました。液面センサー搭載で、散布中の薬剤切れを送信機で確認できます。フロアブル剤の滴下散布も可能です。
多種多様な粒剤に対応できる粒剤散布装置
カートリッジユニット内部のローラーを交換することにより、細かいタイプから荒いタイプまでの粒剤散布が可能です。散布中の粒剤切れや粒剤の噛込み(詰まり)などによる回転不能をLED警告灯でお知らせします。